8月の休診日についてお知らせいたします。
10日(水)~17日(水)は休診日になります。
25日(木)は午前中のみ休診で、15時からの診療になります。
それ以外は通常通りの水・日・祝休みとさせていただきます。
電話応対やメール、LINEの返信は診察時間内に行いますのでご了承ください。
ご協力のほど、よろしくお願い致します。
日付: 2022年7月25日 カテゴリ:お知らせ
8月の休診日についてお知らせいたします。
10日(水)~17日(水)は休診日になります。
25日(木)は午前中のみ休診で、15時からの診療になります。
それ以外は通常通りの水・日・祝休みとさせていただきます。
電話応対やメール、LINEの返信は診察時間内に行いますのでご了承ください。
ご協力のほど、よろしくお願い致します。
日付: 2022年7月25日 カテゴリ:お知らせ
7月の休診日についてお知らせいたします。
4日(月)と19日(火)は休診日になります。
21日(木)と28日(木)は午前中のみ休診で、15時からの診療になります。
それ以外は通常通りの水・日・祝休みとさせていただきます。
電話応対やメール、LINEの返信は診察時間内に行いますのでご了承ください。
ご協力のほど、よろしくお願い致します。
日付: 2022年6月21日 カテゴリ:お知らせ
患者さんは21歳女性です。前歯のすきっ歯の改善を主訴に来院されました。
初診時の状態です。両側中切歯間に1mm程の空隙が認められます。
矯正治療での改善よりダイレクトボンディングでの治療を希望されました。
クレンチング又はグラインディングによるブラキシズムが存在する可能性が高いですが、経過を診ていく事を説明しました。
ラバーダム防湿を行い歯面清掃を行います。
可能な限り歯肉縁下まで研磨を行います。
エッチング処理を終え、マトリックスを試適しボンディングを行います。
過不足ないように、気泡の混入がないように確認しながら慎重にフローレジンを流し込みます。
頬側面の隅角を作っていきます。
左側の充塡が終了しました。
右側も同様に充填していきます。
左右充填を終えましたがマトリックス分の隙間が出来てしまっているので、ペーストレジンにて埋めていきます。
空隙が無くなりました。研磨を行います。
ラバーダムを除去し研磨を終えたところです。
少し近心切縁の隅角が角張っているように見えるのですが患者さん本人は問題ないとのこと。
別角度で確認を行います。
ラバーダムの影響か歯肉が少し発赤しています。
次の来院時に使い心地や汚れの付き具合、シェードチェックなど患者さんに確認します。
歯肉の発赤が少し弱まっています。
虫歯があるわけではないので術後痛は出にくいと思われます。
材料は必ず経年劣化していきますが咬合調整や研磨をしながら経過を診ていきます。
ダイレクトボンディングは自由診療(80.000+tax)となります。
日付: 2022年5月31日 カテゴリ:レジン充填, 審美歯科
正中離開の改善を主訴に来院した男性です。
方法として歯列矯正による空隙の閉鎖もしくはダイレクトボンディングの選択があり、どちらも一長一短ありますが今回はダイレクトボンディングを行う事としました。
初診時の状態です。上顎中切歯間に1mmほどの空隙を認めます。
正中離開ケースは基本虫歯がない状態で充塡を行う為、接着力を最大限に引き出さなければ脱離などのトラブルが起きてしまいます。
初診時はカウンセリングとプラークコントロールのみ行い、改めて治療時間を確保する事にしました。
充塡作業はラバーダム防湿下で行います。防湿は歯肉の圧排を目的としています。
なるべく歯茎部からレジンを立ち上げて歯間鼓形空隙を無くす事でより自然な仕上がりを目指します。
歯面清掃後にエッチングを行いますが気持ち広めに行います。
充塡不足や気泡がないことを確認しながらレジンを固めていきます。
充塡直後の状態です。ここから形態修正と研磨を行います。
左右の対称性が得られ空隙も閉鎖出来ました。歯肉がラバーダムにより多少発赤していますが自然治癒する事を患者さんに説明します。
確認する角度を必ず反対側からもする事が重要と考えます。一度口腔内写真で確認するとより形態の違いを確認する事が出来ます。
材料の部分は手入れの仕方やステインの着きやすさによりますが噛み合わせや研磨などをしながら経過を診ていきます。
今回は虫歯では無いため冷水痛や術後痛が出にくいことが多いです。
ダイレクトボンディングは自由診療(¥60.000+tax)となります。
日付: 2021年12月9日 カテゴリ:レジン充填, 審美歯科
審美障害を主訴に来院された患者さんです。
色調の不調和や形態の左右の対称性、虫歯や色素沈着など問題は多く見られました。
初期治療として虫歯の除去とともに不適合な補綴物を除去し環境を改善していきます。
プロビジョナルを作成してして最終補綴前に右上の修復を行う事としました。
治療前の状態です。すでに修復がなされているのですが、ステインやカリエスを認め歯肉を圧迫するような不適合な状態でした。
窩洞形成が終わりました。歯髄温存は出来そうな大きさで済みました。今回はダイレクトボンディングで修復する事にしました
ラバーダム防湿と隔壁をした状態です。
ボンディングをしフローレジンを気泡が入らないようチェックしながら流しこんでいきます。
ひとまずフローレジンが終わりマトリックスを除去するとマトリックス分、隣在歯に隙間が生じています。このままですと食片圧入や歯牙の移動を引き起こしてしまいます。
隙間を埋めるために新たなマトリックスとペーストタイプのレジンを利用します。
ペーストをある程度隙間に押し込みマトリックスを静かに引き抜いていきます。
そうするとコンタクトが復帰しました。このプルスルーテクニックのいいところは硬化させる前ならやり直しが出来るという事です。
歯茎部のレジンの形態を整えてから最終硬化させます。適切なコンタクトポイントの復帰が出来たかと思います。
最終研磨と咬合調整を行いました。反対側の補綴処置はダイレクトボンディング後に色が落ち着いてから作業を行います。
ラバーダム防湿を行うと必ず歯の乾燥が進み色調が白くなってしまいますが、唾液などの水分が浸透すると元の色調に戻るので術直後の充填部はわずかに色が合わない状態となります。
ダイレクトボンディングは自由診療(¥30.000+tax)となります。
日付: 2021年11月4日 カテゴリ:レジン充填, 審美歯科
歯列矯正治療中は口腔内の清掃が一時的にしにくい状態となり残念ながら虫歯を形成してしまうこともあります。
また歯列矯正で歯が動いてきた事によって今まで隠れていた虫歯を発見するケースもあります。
いずれにしても歯列矯正中は注意深く経過を診ていく必要があります。
患者さんは歯列矯正を希望し来院しました。治療開始から3ヶ月を過ぎたタイミングで左上犬歯遠心部にカリエスを発見しました。
カリエスによって犬歯遠心部が黒く透けていたのと、実質欠損を確認出来ます。削合していくと象牙質に達するカリエスを認めました。
窩洞形成が終了したところです。歯髄に達するような大きなカリエスではありませんでした。
今回は簡易防湿と排唾管にて防湿を図ることとしました。
またアイボリーのセパレーターで歯間離開を行い充塡作業をしやすくしています。
今回は矯正治療中のため歯が動きやすく僅かな力で離開させる事が出来ました。
通法通り充塡していきます。
充塡を終え研磨作業をしていきます。
セパレーターを除去して元の歯のコンタクトが復帰したのを確認し、矯正ワイヤーを再装着しました。
術後疼痛や冷水痛が出現するケースもありますが今回は目立った症状は出ませんでした。
ダイレクトボンディングは自由診療(¥30.000+tax)となります。
日付: 2021年10月19日 カテゴリ:レジン充填, 審美歯科, 矯正
ブログ『歯の破折』の続きです。
痛みの緩和が得られ、日常生活で痛みを感じることは無くなってくれたようです。
ただまだ根管内は汚染されているので根管治療を施すこととしました。
前回の治療でレジンによる隔壁まで終えています。
当院では仮封はベースセメントを使用しています。
ヨードで歯はもちろん器具全体も消毒した事で一部茶色に変色しています。
仮封を外した直後の状態です。
緑の丸のところに根管口があるように見えます。
実際にマイクロオープナーを入れて確認します。
根管口を広げて根管長を測定します。
ニッケルチタンファイルという回転器具で一気に根管内を機械的に掃除していきます。
次亜塩素酸ナトリウムとEDTAを根管内に満たして超音波洗浄します。
根管内の清掃が終わった状態です。
根管口がさらに広がりました。
特に悪い所見が無ければ次回に根管充塡出来る状況です。
口蓋根に存在していた破折線を確認します。
拡大視野にすると幸運にも線が途中で止まってくれています。なんとか歯の温存が出来そうです。
ただ一度破折を起こしたところは自然治癒が望めません。材料に置き換えて少しでも破折の再発を防止するしか手はありません。
また今回は最後方臼歯でさらに日常から咬合力がかかる場所なので注意深く経過を見ていく必要があります。
日付: 2021年7月29日 カテゴリ:根管治療
左上の痛みを主訴に来院された患者さんです。
痛み止めを服用しないと寝れない程の強い痛みを 感じているそうです。噛み合わせるだけで痛みが強くなるような状態だそうです。
術前の状態です。
数年前に治療したというメタルインレーが認められます。歯の色合いは他歯に比べると健康的な透明感が無くなり、全体的に黒く透けてるようにも見えます。
レントゲンです。根先部にはわずかではありますが透過像を認めます。
メタルインレーを除去した直後の状態です。古いセメントや感染歯質を取り除いていきます。
緑枠の部分に前回の治療の時に充塡したと思われるセメントがありました。
それを削って取り除いていくと、
残念ながら0.2〜0.3mm程の露髄を認めました 。前回の治療の時にすでに存在していたものと考えられます。
緑枠の部分が露髄しているところです。
直接覆髄法が行われたと予測します。今回は残念ながらいい経過を辿れなかったようです。
拡大したところです。
根管治療を行う為に露髄部分から根管口を明示していきます。
あらかた明示が終了したところです。歯髄が萎縮しており出血もありません。歯髄失活の状態です。
別角度から確認すると口蓋根舌側の歯質に破折線が認められました。
拡大したところです。直線的な線が確認できます。
緑の線の部分です。この破折がどこまで進行しているかは根管治療を行いながら確認したいと思います。
万が一根先まで続く破折が起きていた場合、残念ながら抜歯の適応になってしまいます。
一度破折線が入ると後は線が拡大していくのを待つだけとなってしまいます。破折が広がれば矢印の方向からバクテリアの侵入から再感染を起こしてしまいます。
いくら根管治療をうまく終わらせても感染を防ぎにくい状態になってしまいます。
ひとまずこの日はこれ以上破折が進行しないように隔壁を施し、投薬を行いました。
日付: 2021年6月28日 カテゴリ:根管治療